第一項:平和的最終兵器題:銀杏の臭い第何次だろうか…我々人間は不毛な戦争を幾度となく続けている。 俺は某国の科学兵器製造主任だ。俺は直接人を殺したことはないが 俺の作った兵器は何万人もの人の命を奪っているだろう。 「また、国からの新兵器製造依頼か……」 軽いため息をつきながら、通達に眼に通す。 もうこれ以上、人殺し兵器の製造はこりごりだ…… そう思いつつ、公園を散歩していた。 「何か、戦意を喪失させるような……うっ!」 俺は、独特な異臭にたじろいだ。『銀杏』だ。 銀杏は、この国にしか生らないもので、銀杏を食すのは、この国だけだ。 「く、臭い! 待てよ……これは使える!!!!」 俺は閃き、部下の科学者に命じて国中の銀杏を集めた。 「王様! 実は新兵器は……」 「ほう、それは面白い。 ワシも幼い頃散々苦しめられたからのう」 ――作戦決行日。銀杏を満載した飛行機が飛び立っていった。 そして、敵国の兵士の宿舎の上空にたどり着いた 「いまだ!全機銀杏投下!!!」 宿舎にに落ちる大量の銀杏。そして、銀杏は落ちた瞬間とてつもない異臭を放つ。 なれない異臭に悶え苦しむ敵軍。そして、あっさり撤退して行った。 ――あれから十年。周辺の国は、最強の兵器『銀杏』を恐れ この世に戦争はなくなり、平和は取り戻された。 「さぁてと。公園に散歩にでも行って、銀杏をとってくるかな」 終 感想:一応けっこーまともに書けた作品。 でもちょっと微妙かな。 オチが読めてしまうって言うのが問題点だと思うねぇ。 伝えたかったこと:銀杏の臭い(ぉ ジャンル別一覧
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